怖い?恐い?わからないよ、ただただ、コワいんだ。





「キョン君!今日も元気だねっ!」

「あ、おはようございます鶴屋さん。」



「いやあ、今日はラッキーだよっ。
朝からキョン君に会えるなんてねっ。」


「はは、鶴屋さんにそう言ってもらえると光栄ですよ。」


「あっはっは、本心だよ?!」


「分かりますよ、だから嬉しいんです。」




####

「あっおはようございます、鶴屋さん。」
「よ、おはようさんだよっみくるっ。」


「あら?具合でも悪いんですか?」
「え?何がだいっ?」



「顔、真っ赤ですよ?」



「!」




「風邪でもひいてたら大変ですよお。」
「あははっ風邪じゃないよお。みくる。」


「でも…。」
「大丈夫だからさっ!
みくるにそんな顔されたらあたし悲しいよっ。」


「は、はい。」



####



(はあ。)



『だから嬉しいんです。』

(キョン君は本当にお上手さんだね…。
期待させられるじゃないか。)



(うん、そりゃ嫌われてはいないだろうけどさっ。)



(けど『そんなん』じゃないんだろうなあ、あたしは。

キョン君にとっては、さ。)



ちくり



(聞けない、なあ。)
『あたしのことどう思ってるかな?キョン君!』




(なんてさっ。)




(多分『好き』って言ってくれるよね。
友達として…だろうけどさっ。)



(けど…。)




「聞けない…かあ。」


(答えが怖い、ってこーゆーんだねえ。
勉強になる…なんて余裕もないっさ。)



でもいつか。
怖くても。




(ちゃんと聞きたい、ね。)




end


お題の割にほのぼの…鶴屋さんはいい子すぎて変えれませんね。
乙女目指しましたが;いかがなもんでしょうか…。


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